上流工程でステークホルダーの要求がまとまる技術 (エンジニア道場)
- 作者: 大川敏彦
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2010/10/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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オビに「要求はわかるけど、全部は無理です!と言いづらい情報システム部・システムベンダーの方へ」とあるとおり、受託開発側のPMの立場ではそんなに生かせないかもな、でも、社内での調整にはとても役に立つエッセンスが散りばめられている。
そんな感想を持ちました。様々な利害関係のある人たちの意見を調整してひとつの方向に持っていくことは、人と接する以上避けて通れないことです。
会議における事前の根回しは重要だよなぁ、読みながら納得しました。サプライズを避けるのも納得です。会議のオーナーによっては、サプライズだらけということもありますしね。権力者のバックボーンを免罪符に議題を決定しても、そんな時は反感しか買いませんし。
こじれそうな受託開発のプロジェクトを開発側が沈静化する為には使えないかもしれませんが、会社内の調整ごとには向く良書だと思います。