ユーザー企業の受け入れテストって?

ユーザー企業の受け入れテストについて話を聞く機会がありました。
その会社は、
・操作の流れが利用者にとってわかりやすいか
・文言にわかりにくい記述があるか
を受け入れテストとして実施されるようです。


・・・それが受け入れですか。
そんなもん画面のモックを作ったときか単体が終った時に見ればいいのに。

たしかにそれが受け入れならば、テストツールなんかいりませんわな。



システムのライフサイクルを伸ばす or 保守しやすくする為には
テストツールの支援は必須だと思うんです。

例えば、OSにパッチ当てたり、APサーバーのバージョンUPをする時に
影響調査や修正の工数を出すとした時、
変更した環境上で以前行ったテストを実施する必要があるのですが
手動でやる場合、それだけで気分は萎えます。

それに対して、キャプチャリプレイツールを使えば前回通った箇所が通らなくなることを
事前に検知することができます。
その結果を元に修正することで、修正にかかる工数の見積もりが確実になります。

見積もり依頼を出すにしても、
やってもいないのに影響調査&対応の工数を出せ、と言われても
ドンブリ勘定にしかなりません。
テストを機械的に行い、通らなかったケースの調査、改修の工数を出すほうが
正確で、トータルコストも抑えられるはずです。


もちろん、機能追加によるデグレの検知のためにもキャプチャリプレイツールがあることで
デグレの検知を早くすることができます。
以前の担当者が不在でも、ツールのテストスクリプトさえあれば、
その時の仕様を満たしているか否か容易に判断できるわけです。


テストツールを使ってシステムを保守しやすくするってことは
アプリケーションの開発側が想定しなければならないことなんでしょうかね?
ユーザー側も意識する必要あるんじゃないかな、と思います。
(システム要件に入れるべきだと思うんですけど)